2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧
私は経済に疎いことを何か人間的な高尚さの証しのように長い間思っていて、その報いを今になって受けている人間である。東電関連で今話題の勝間某女史の爪の垢でも煎じて飲みたいと思っている。独身であれば自分が損するだけで済む話である。しかし、家族が…
震災直後の数日間、テレビに釘付けで、津波に飲み込まれて行く世界の映像を見続けたが、結局映画を見ていることと同じで、どうしても実感がわかない。そのあげくに、チャンネルを回しては、より刺激的な映像を求めている自分がいた。一週間ほど過ぎて、テレ…
個人の人生でも、恵まれてすくすく成長する時期もあれば、低迷や受難としか考えられないときもある。しかし、恵まれたときよりも、むしろ、困難な時期に人知れず努力することで、その人の人間としての成長が進む。民族も同じことだと思う、今までの日本人は…
東電の福島原発事故によって、下請けの作業員たちの命を犠牲にすることで原子力発電が維持されてきたことが、(私を含む)今まで無関心だった一般の日本人にも明らかになってきた。仮に今回の事故がなかったにしても、我々に知らされていないところで、通常…
今週辺りから東北方面の大学のサーバーも復帰し始めたようで、メールもできるようになり、知り合いの人たちはすべて無事であることが確認できた。電話も出来た。スロベニアで親しくなった大学人からのメールも届いた。私が、スロベニアでは原発は作らない方…
以下の記事によると、産経の報道によるショッキングな被曝量よりも(ずっと)低く、毎時0.35ミリシーベルトになる。それにしても、かなりの被曝量で、屋外に5時間いたとしても、3日間で年間許容量の5ミリシーベルト(アメリカにおける推奨値)を越えてしま…
以下の記事が産経ニュースに出た。しかし、その予測によれば、それがどこで、いつ起きるのかが、明らかにされていないし、他の大手新聞のネット記事にはこの会見内容自体が出ていない。これは大変な事態で、その対象地域の住民はすぐに避難しなければならな…
今日は午後から雨がやむという予報だったので、ガソリンを温存して、昼から自転車で仕事に出るつもりだったが、小雨が止まない。たとえ放射能は微弱ではあっても、神経質な私は雨に濡れながら26km走るつもりにはなれなかった。放射能雨と云えば、子供の頃を…
二階堂ドットコムに以下の記事を見つけたので、転載しておきます。 ことあるごとにマスコミにしゃしゃり出ては、小沢攻撃を繰り返していた渡部恒三(黄門様だの平成のご意見番だのと言ってこの人物を持ち上げてきたのはテレビ・新聞のマスメディアだった)の…
昨日の、自然原子炉的な再臨界の可能性の検討の続き。 与えられた圧力、温度、組成(元素の量と構成)の中で、どのような化合物、元素単体、相(液体、気体、固体)が実現するかは、熱力学的に予測出来る。その際、JANAFの熱化学データというデータベースを…
未だにガソリンは品薄で、車が頼りの地方の生活は困難になりつつある。私の家から最寄りの駅まで18km位はあるし、街までは6kmはある。自分で云うのもなんだが、これは本当の田舎だ。いざというときのために、ガソリン(25L)は温存するしかないので、自転車…
福島第一原発3号機(プルサーマル炉、猛毒のプルトニウムを含むMOX燃料を使用中)で圧力が上がり、その後安定したと云うが、初期の報道にあった燃料棒の水位と、圧力の具体的な数値が報道されなくなって久しい。格納プールの問題に焦点が移って、そちらは全…
自衛隊員、消防隊員、東電社員、警察官、民間企業、下請けの人たち(今後、被曝に関しての医療保証の面で一番恵まれない可能性がある)等の骨身を削っての奮闘の結果、現在冷却作業が進んでいるようだ。溶け出したウラン235が何らかのプロセスを経て規定濃度…
フリージャーナリスト田中龍作の報告によると、何故3号機に注水が集中するかに記者からの質問が集中していることが分かる。しかし、東電は、3号機の格納プールにプルトニウム燃料が貯蔵されているか否かにはあくまでも言及していない。実際は、格納プールに…
震災後一週間が過ぎ、テレビでもついに特別番組の編成が解除され、被災地以外では、見かけ上はいつもの日常に戻りつつあるのかも知れない。ブログなどを見ても、東京在住の人たち、特に仕事人間たちは、努めて我関せずを決め込んでいるようだ。しかし、子供…
東京都新宿区での放射線の測定結果が、原子力情報資料室(CNIC)のサイトで随時更新されています。18日の時点で、毎時0.1マイクロシーベルト(0.1μSv/hour)です。ニュースを見ている限り、その後福島で大きな事象は起きていないようなので、未だ大丈夫そう…
BS(衛星放送)しか受信できないので、民放の状況がよく分からないが、NHKテレビを見ていると、被災地の物資の窮乏が深刻で、乳幼児が飢えて危うい状況も出ているらしい。こういうときは、たとえは悪いが戦争と同じで、指揮官次第で本来生きるべき者も死に、…
職場のサーバーが復旧して、メールが読めるようになる。早速同僚からメールで、投稿予定の共著論文の原稿が送られてきた。独身という点を考慮しても、頭が下がる。スパコン(スーパー・コンピューター)はまだ復旧していないそうだ。自宅で仕事しているのだ…
報道では、生体に有害な放射線の放出量を、マイクロシーベルト、ミリシーベルトの単位で表現しているが、ピンと来ないし、枝野氏や原子力関係学科の大学教師の云う安全と言う言葉もどこまで信用すべきか、国民は大いに困っている。そう言う私も、私大の講義…
福島第一原発最臨界の恐れで14日深夜に自宅を出てから17日まで、関東地方から一時待避していたが、今朝方自宅に帰った。実は家族を連れて15日は伊勢神宮まで足を伸ばし、日本人がこの難事に際して道を過たず、新しい文明への賢明な選択を行うよう祈った。16…
_____貼り付け開始_____asahi.com 21:54 東京電力によると、福島第一原発2号機の原子炉圧力容器内の水位が午後9時34分現在、マイナス200センチまで回復した。一時、空だきになっていたが、燃料棒の下半分が水につかっている計算になる。午…
自宅から職場まで25kmは車で行く他にない。途中のコンビニ(牛久市)に寄ると、食品棚が見事に空っぽになっている。節電に協力しているらしく、冷蔵庫や冷凍庫の照明も落とされている。コンビーフ(馬肉)の缶詰、桃屋の「やわらぎ」、インスタントのポタ…
福島第一原発三号炉で、水素爆発の結果建屋が吹き飛んでも、炉体自体は損傷がなかったようだ。建屋内での水素の蓄積が進む中で、予想された事態だったが、最悪の事態は避けられたのではないか。観測された「黒い雲」は何らかの有機物(建屋内の建材など)を…
仕事先のサーバーがダウンしているらしく、仕事関係のメールが使えない。東北大には知り合いが何人もいるので、どうしているか心配だが、まだ確認できない。テレビで見た津波から生き延びた被災者のインタビューの中に、「実感が沸かない」というものがあっ…
金曜の昼は研究室の送別会で、スタッフ全員(と言っても五人)がそろって、林の中の瀟洒なレストランでイタリアンのコースを堪能した。部屋に戻ってから、お返しのリボンの付いた小さな包みをもらった。その続きの中途半端な気持ちで机に向かっていると、地…
以下、貼り付け。010/09/23 08:37 【共同通信】福島原発、プルサーマル発電開始 国内3基目 東京電力は(2010年9月)23日午前7時46分、福島第1原発3号機(福島県大熊町)で、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を一般の原発で燃やすプル…
海外出張で2週間以上ブログもサイトも更新しなかった。 ひ弱な私はなかなか落ち着いて何かを書く環境が作れなかったのだ。チャンプロード 2011年 04月号 [雑誌]出版社/メーカー: 笠倉出版社発売日: 2011/02/26メディア: 雑誌 クリック: 3回この商品を含むブ…