アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「人智学、その本質および哲学的根拠について」 ベルン 1920年(大正9年)7月8日;独逸語の勉強 #10

Das beginnt dadurch, daß man zunächst streng übersichtliche, einfache Begriffe - sagen wir zunächst solche, die man sich selber gebildet hat, irgendwelche Symbole oder dergleichen - in den Mittelpunkt seines Vorstellungslebens stellt. それ…

「人智学、その本質および哲学的根拠について」 ベルン 1920年(大正9年)7月8日;独逸語の勉強 #9

Diese Meditation möchte ich Ihnen zunächst wenigstens dem Prinzipe nach schildern. この瞑想については、 少なくとも原理に即してだけでも、 お話しできればと思います。Das Genauere darüber finden Sie ja in der Literatur, namentlich in meinem Bu…

騎士

初めに秋の黄金の香気が届けられる 次ぎにシナイ半島南部 ベドウィン族のバンドが 終わる夏 冷たく暖かい 凸凹の雲 灰色の波に乗り 近づいて来る 街で一番高い塔に 登るわれら 世界に満ちてくる これは愉快な洪水だ 世界種子が目醒める ドクソメドーンドメド…

「人智学、その本質および哲学的根拠について」 ベルン 1920年(大正9年)7月8日;独逸語の勉強 #8

Der Geistesforscher, der Anthroposoph, versucht nun in einer ganz anderen Weise fertig zu werden mit diesem Begriff als die gewöhnlichen Philosophen. さて、 霊的探求者、 人智学者は普通の哲学者たちとは全く異なるやり方で、 この概念を探求する…

「人智学、その本質および哲学的根拠について」 ベルン 1920年(大正9年)7月8日;独逸語の勉強 #7

Man ist ja in der neueren zeit sogar so weit gekommen, daß man eine Philosophie des > begründen wollte, 新しい時代になって、 われわれは、 「かのように」の哲学を創出するところまで来てしまいました。das heißt, man sagte sich, それによれば、 …

「人智学、その本質および哲学的根拠について」 ベルン 1920年(大正9年)7月8日;独逸語の勉強 #6

Und da muß ich sagen, von zwei Eckpfeilern - namentlich auch des wissenschaftlichen Lebens - geht anthroposophisch orientierte Weltanschauung aus. ここで私は、 人智学が方向付ける世界観の拠り所となる (それはまた、文字通り學門の生命のそれで…

「人智学、その本質および哲学的根拠について」 ベルン 1920年(大正9年)7月8日;独逸語の勉強 #5

Und um mich anders zu verhalten, muß ich erst etwas, das tief im Inneren meines Wesens ruht, aus diesem Innersten meines Wesens heraufholen. そして、 私が異なるように振る舞うためには、 まず私の内的本質の深部に憩う何かを、 私の本質の、 この…

バビロニア宗教、ユダヤ文化、アレクサンドロス

・・・バビロニア宗教の影響は秘術や魔術に陥った人々のサークルに限られていた。ユダヤ文化に精神的展開をなしうる機会を提供していたペルシア世界帝国のこの満ち足りた静けさの中に、アレクサンドロスが闖入したことによって、ギリシャ神話と哲学の、総じ…

ヘロデ大王とヘロデ・アンティパス

(1)通常「ヘロデ大王」(Herod the Great)と呼ばれるヘロデは前37年から前4年までローマの庇護の下にユダヤ王として在位した。(2)ヘロデ・アンティパスはイエスの時代にガリラヤ及びペレアの分封国守であったので福音書にたびたび登場する。イエスは…

熱心党

熱心党 Zealot [ゼロデ党とも呼ばれる]ゼロデ党の歴史的発生の時期は、ヘロデの息子アケラオの暴政下、パリサイ人ザドクと協力してローマに叛逆し暴動を起こしたガリラヤ人ユダの指導のもとに(行伝5:37)、紀元6年に創設されたものと考えられている。これは…

ダニエル・アラス著 野口雄司訳「ギロチンと恐怖の幻想」

山岳派(モンターニュ)の論理は、王という例外を怪物的なものによりよく変換する目的で、絶対君主制理論に固有の王の一身の神聖化という概念を再びとりあげる。九月二十一日に行ったグレゴワールの君主制の廃止を導く演説で用いられた方法では、「怪物が物…

聖書外典偽典1・旧約外典1(教文館、1975年初版)、他

今日の日本のキリスト教界が直面している大きな問題の一つであるグノーシスの問題の解明のために、新約外典研究の意義は重要であると考えられる。経外典に黙示文学的要素が強いことからも、今日の日本の、さらには世界の思想史的状況は、旧約外典・偽典、新…

橋川文三「「戦争体験」論の意味

・・帝国主義戦争・・戦争体験をマルクス主義のシェーマにあてはめることは、それはそれで一種の精神的作業にほかならないが、少なくとも、その作業は歴史形成の努力とは無縁だというのがわれわれの考えだからである。われわれは、マルクス主義の知識の中に…

サドカイ派、パリサイ派、エッセネ派、クムラン教団

・・・その後もシリアは主権を行使し続けた。デメトリウス一世はシモンに完全な租税免除と同時に独立を与えた。「〈セレウコス歴の〉一七〇年にイスラエルから諸民族の軛が取り除かれ、イスラエル民族は契約書や条約文に『大祭司、将軍、ユダヤ人の指導者シ…

「人智学、その本質および哲学的根拠について」 ベルン 1920年(大正9年)7月8日;独逸語の勉強 #4

Anthroposophie appelliert an dasjenige, was ich nennen möchte intellektuelle Bescheidenheit. 人智学は、 私が知的謙虚さとでも呼びたいものに、 訴えかけるものです。Ich möchte öfter durch einen Vergleich klar, was ich unter intellektuellen Bes…

性差の街角にたたずむ二十一世紀の怪物 の影 時間が脱臼しているソフィア? と彼女の過失 が耀く十字架 上の磔刑大いなる天使エレレートは語る ライオンに似た傲慢な獣 について 上なる天と下なるアイオーン を隔絶する一枚の天幕 が隠す不滅性 を知りたい …

ハーピー

夏の闇の中で あなたの翼が なまめかしく動いて 湿った空気を撲つ かすかな音が聞こえる エンペドクレスによれば 世界がはじめて生成したとき そこには無数の怪物が たとえば動物の形をした人間や さまざまな動物の形をまぜあわせた怪物などがいて それらの…

「人智学、その本質および哲学的根拠について」 ベルン 1920年(大正9年)7月8日;独逸語の勉強 #3

Und weil sie ihrem Grundwesen nach verschieden ist gerade auch von dem, was man heute gewöhnlich als das einzige Wissenschaftliche anschaut, deshalb wird sie in weiten Kreisen mißverstanden, wird ihr - man darf schon sagen - so übel mitges…