アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

夢の臍ー高橋義孝譯・フロイド「夢判断」読書メモ

『どんな夢にも、すくなくとも一箇處、どうしてもわからない部分がある。それは、それによつてその夢が未知なるものにつながつている臍の如きものなのである。』 高橋義孝譯・フロイド「夢判断・上」ーII 夢判斷の方法ーある夢標本の分析一八八五年(明治18…

白秋に帰れ! ー詩を書くことについての覚え書き

白秋に帰れっていう気持ち。これは現時自己肯定のレメディ。現代詩がおそらく山本太郎(白秋の甥)辺りの時代に罹患した”長大化病・コンプレックス”への(自己)治療。しかし八木重吉では無く。あくまでも白秋。「一、終に、現時の予は文芸上の如何なる結社…

だれだねきみは? わたしは夕暮れにたたずむ男根神に出会ってしまった 彼は冬の美しい夕暮れに裸で立っているのだった それは私の”自我”だった *”月経樹”の冠が血を流している

わたしは落ち着き払った氣違いである。自分が造物主であることを微塵も疑っていない。そしてこの世界を作ってしまったことを深く後悔している。なぜなら誰も私の”作品”を理解してくれないから。私はいつも悲しい気持ちで作品たちをながめる。私が後悔してい…

フィヒテ「人間の使命」ーフィヒテの神智学

フィヒテ「人間の使命」も終わりに近づいた。信仰とは?「しかし私は、自分が最高の知慧と善意の世界のうちにいることを知っている。最高の知慧と善意とはその計画を完全に見通し、それを誤りなく遂行する。だから私はこの確信のうちに安らぎ、幸いである。…

魔術

荒れ野の必要 存在は浸透し押し合うっていうことだ つまり瞑想が荒れ野だ あるいは音楽存在たちが引き上げていく 神々は干渉しすぎる月よ昇れ! 日は墜ちよ! すべては無であれ!存在たちが引き上げていく明るい頁の上を あるいは白い太股の上をすべては白く…

「われわれは、夢の中で犯されたあらゆる悪事は罪責の暗い極微量を伴つていると確信せざるをえないであろう」高橋義孝譯・フロイド『夢判断』

ヒルデブラントは・・・「・・・實はわれわれは・・・もし夢の世界にまでおよばなければわれわれの辯疏は完全なものとはいわれないということを白状しているわけなのである。そして私は、われわれは夢の世界では、たとい無意識にもせよ、眞實の言葉を話して…

政治と神秘主義に関する断簡

現在はこのファシズムに神秘主義が結びついていてとても危険な状況にあると、僕は思っている。— 細野晴臣bot (@ruri_land) 2015, 12月 27 ↑ 神道のこと(注)を言ってるのだろうか? 神秘主義(異端)は西欧ではトマス・ミュンツァーを筆頭にむしろ本来、革…

「人智学、その本質および哲学的根拠について」 ベルン 1920年(大正9年)7月8日;独逸語の勉強 #44

Man macht gewöhnlich auf diese Dinge nicht aufmerksam. われわれは通常このような問題には注意を払わないのであります。Aber dasjenige, しかしながら、was viele Seelen in der Gegenwart innerlich zerspalt, 現代の多くの魂たちを内的に分裂させ、was …