アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

独逸語の勉強

Sein Garten war ziemlich groß.彼の庭はかなり大きかった。 #独逸語 Ich bin mit der Arbeit ziemlich fertig.私は仕事をほぼ終えている。Komm mal her !ちょっとおいで!Hör mal ! ねえ、聞いて!Ich habe ihn schon mal irgendwo gesehen.私は彼を以前ど…

この意志は私を私と同類のあらゆる有限的存在者と結合させる (フィヒテ)

この意志は私を私自身と結合させる。 この意志は私を私と同類のあらゆる有限的存在者と結合させる、 従ってわれわれすべての間の普遍的媒介者である。見えざる世界は多くの個々の意志の世界ないしは体系である限りは、 多くの自立的独立的意志相互のかの合一…

一つの意志、この意志は自己自身において法則である。(フィヒテ)

・・・なんとなれば ー次のことが實に私の信仰の内容だからである。 ー私の意志は端的に自己自身によって、その表現を弱めるいかなる道具も用いずに、それと全く同種の領域において、理性として理性に、精神的なものとして精神的なものに、作用すべきである。…

ヨーロッパ近代文明というのは、その擁護者たちの主張通り、本當に「普遍的」で「自由」なのか? 

梁啓超や漱石やタゴールのような思想家にとって、西洋の挑戦は実存的問題であるばかりか地政学的問題でもあった。昔ながらの方法と西洋が提示する新しい方法の、長所短所は何なのか? さらにはヨーロッパ近代文明というのは、その擁護者たちの主張通り、本當…

戦争はなんでも真っ黒よ(スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ「戦争は女の顔をしていない」)

それから、ね、こうも思う・・・・ 考えてもみて! 戦争はどれだけ続いたか? 四年間よ。とても長かった・・・・・。 でも小鳥一羽、花一つ憶えてないわ。 もちろん鳥はいたし花もあったんだろうけど、憶えていない。 そう。不思議よね。 でも、戦争の映画で…

「人智学、その本質および哲学的根拠について」 ベルン 1920年(大正9年)7月8日;独逸語の勉強 #41

Wir erlangen erst die intellektualistische Durchsichtigkeit auf den Wegen, die ich heute geschildert habe. われわれは、 まず、 私が今日お話し致しましたようなやり方で、 知的に透明な見通しを獲得します。Der Mensch ist eben so organisiert, 人…

黄金律

同情も慰めも不在の荒野を彷徨う 傷ついた犬の幻を追って 実在しない老婆が教える泉の水を飲んでしまう 行方知らずの娘は洞窟の老婆? 時間と経験の洞窟で死んだ老婆はデンマークの城で目覚める 新しい少女として 犬だけが傷を負ったままだ 荒野の父は過去に…

「人智学、その本質および哲学的根拠について」 ベルン 1920年(大正9年)7月8日;独逸語の勉強 #40

Könnten wir nämlich immerzu hineinschauen in die Dinge der Welt, つまり、 もしも、 われわれが常に世界の物事を見透すことができたとすれば、sie gleichsam intellektualistisch durchsichtig machen, also auch den Menschen, われわれは、 人間をも、…

意志=見えざる虗藭の国全体を貫く諸結果の連鎖の第一項 (フィヒテ)

・・・ これによって永遠の世界はより明るく私の前に出現する。 その秩序の根本法則は私の虗藭の目の前に明瞭である。 永遠の世界においてはただ意志のみが、 この意志は私の心の隠れたる暗闇にあってあらゆる死すべき目には閉ざされているが、 見えざる虗藭…

”それ”が地上的世界の目的のために役立たないことは明らかである。従って超地上的世界が存在しなければならない。(フィヒテ)

・・・ 否、私は生きかつ存在している限り、道徳法則の声に服従することを拒むつもりはない。私はただそれが命ずるがゆえにそれに服従するのだ。この決意は私の精神における第一のもの、最高のものであり、他の一切はこれに従うものであるが、これ自身は他の…

ペラギウス派による原罪の否定「アダムは最初から死すべき者として生まれたのである」

ペラギウスによれば、人間は自由なものとして創造された。 彼は思いのままに善をなすことも、悪をなすこともできる。 この自由は、すなわち神からの自立である。 「人間がそれによって神から自立した意志の自立性とは、罪を犯すことと罪を避けることの可能性…

嘘について

書くことは世界から孤立した事象であって、書かれたことそれ自体にしか勝利も救いも無い。言葉と宇宙の等価性。今やだれがそれを信じるというのか? ロゴスの孤独。自らそれを引き受けること以外に栄光は無い。数学も哲學も”言葉”で世界をつかまえようとする…