アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

フランス人権宣言

フランス人権宣言 1789年8月4日 第一条 人は生まれながらにして自由にしてかつ平等な権利を有する。第二条 すべての政治的結社の目的は、人間の自然にして不滅な権利を保存することにある。これらの権利とは、自由・財産・安全、および圧政に対する抵抗権で…

昼の月

昼の月の視えない下半身に 巻きつく 藤の花開く 樹冠を踏みしだく 雲の脚は美しい八雲立つ α崩壊 すべて革命とはそのようなもの ニュートンのジェット・コースターに乗り ハイゼンベルグが壁を抜けるとき 私の足の裏に屹立する弦楽四重奏曲 倍音を聞き分ける…

"Das Verhältnis der Anthroposophie zur Naturwissenschaft - Grundlagen und Methoden" "自然科学に対する人智学の関係ー基礎と方法"より、1920年6月20日シュツットガルトにおける講演録を読む独逸語の勉強#42

前回の続きーKurtz, trotz allem genauen Beobachten bleibt dasjenige, was ich in der Natur beobachtete, wie ein Unbekanntes vor mir. どれほど精密な観察を行ったとしても、 自然のなかで自分が観察したものには、 必ずある種の未知がつきまとうのです…

脚からクリーム色の寄生虫と月桂樹の葉が出てくる夢

左足のふくらはぎか、すねのあたりが腫れていることに気がついた。それが見る間に膨らんでいって、大きな風船のようになり、パチンとはじけた。なかから、水っぽいものが流れ出して、夥しい数のしわの寄ったパイプのような長い虫と、月桂樹の葉があらわれた…

月からの噴出が地上に降り注ぐ夢

私を含めて三人の人物が、学校のような建物に入って行く。薄明の世界。古代遺跡を模したような、凝った作りのアーチがある。赤い門だった。もう一つのアーチも見たような気がするが、思い出せない。青かったかも知れない。何か異変を感じ、外に出ると、空高…

五月

灰色の銀行員の肺は新緑でいっぱいだ 薫風は繊毛をなびかせながら泳ぐ 光のなかに卵子は見つからない 茫洋として巨大なるファシスト建築 この頽廃には吐き気がする! 地下金庫のなかで受精する この愛の収支が合わない 時間に受肉するロゴスよ 磔刑! 殺さな…