アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ネオ大化改新 ー 班田収受とは土地の国有化とベーシックインカムの保証であった

1土地の売買を禁止し すべての土地所有者は土地使用者になり 使用料を国家に納める それが ベーシックインカムに回される見かけ上は 何も変わらない 今まで通りであるしかし 遊休地の所有者は土地を手放すであろう 土地は再び国民の共有に復帰するであろう …

包帯デモのためのスケッチ その11

日本変態党は 秘密結社である したがって 結社成員は 決してそのことを他言してはならない誰が党員で 誰がそうでないのか それは誰にもわからない 結社のロッジが どこにあるのかもわからない党員はしかし しばしばファミレスに集っているときに党員は 首に…

包帯デモのためのスケッチ その10

もう大人の反応をやめよう もう一度子供に戻った方がいい 子供の目で もう一度この日本を 見つめ直した方がいい。大人たちの神様が動かしている 日本の社会は 大きな機械だ 大人はその部品だいつでも取り替えができるように マニュアルを作って 大人は マニ…

包帯デモのためのスケッチ その9

ペルソナに乗っ取られるな 英雄になるな 殉教者になるな 無名の勇者よ 君は君のままでいろ言葉のたたずまいに敏感であれ 常識を疑え 信仰を疑え 常套句を疑え言葉を エナに包まれたままの姿で 取り出して見せろひとりひとりが つながる方法を考えよう 関心の…

日本変態党

徒手空拳 裸の個人の無力 幻想を持たないリアリズム それらだけが われらの誇りだあらゆる言葉は汚され われらは既に 決定的な敗北者である敗戦直後の現在 われらは第二の無頼派であるすべてのイデオロギーが破綻したとき 人間は身体性から再出発する第三の…

新しい自然

ネットの記事を感心しながら読んでいる その最後の頁に新しい自然 新しい社会環境(?、ここがはっきり思い出せない)と段抜きで強調してある その先が読みたかったが 頁がめくれないその強調された部分が フェルト生地のような厚い布で出来ているのだ漱石の…

包帯デモのためのスケッチ その8

春の星はなぜあんなに饒舌なのだろう いつまでもぶつぶつぶつぶつだけど遠すぎて なにを言ってるのかわからないただそれほど遠くはない 今ではない昔の方角から かすかな声が聞こえてくるのだ。 しっぽのない友達 ぼくの体は星で出来ています 漆黒のつやつや…

かき揚げ蕎麦と終末論

週末は、Twitterと昼寝と少しの読書で、体力が回復したので、日曜の夜に市営プールで泳いだ。家の中がほったらかしで、冷え冷えとしてきたようだ。外に出るのは良いことだ。金子光晴全集を読んでいる。初期のものは、詩のための詩、書くための詩である。今の…

終末論的形而上学 その1

夜の帳が降りた胸の中に ひっそりと訪れる オレンジ色の残照の 温もり その光芒の消え行くはてに顔をのぞかせる 星座はうつむいているヴィヌス ジュピタア青い闇のにおいが 春の心臓を大きな海原の 明るい波の上に 浮かべているこの一瞬が すでに終末である…

原子の救世主

君たちの惨めな人生 少し早めにおさらばできるとすれば こんな福音はないはずだ なぜ私に感謝しないのだ私の放射能が この世の闇の中で 静かに光る 蛍のように 瞬く美しさなぜそれを理解しないのだ 君の細胞という細胞が 私のガンマ線を喜んでいる変化を尊べ…

人智学のための魂の暦 3月16日−22日

三月第二週 大正二年人間の”われ”に向けて 本源的諸力を解き放ちつつ 力に満ちて 世界存在の 生成への意欲が語る 魔法の呪縛から解き放たれた 私は おまえのなかに 私の生命をもたらし 私の真の目的を達成するであろうZweite März-Woche (16.-22. März 1913)…

包帯デモのためのスケッチ その7

十九世紀の哲学は云う 決闘を受けて立つことでしか 世界精神の発展はあり得ないと定言が否定を含み 言葉がギザギザの輪郭で もう一つの言葉をなぎ倒そうとするとき私は街角に立ち 躊躇し 呻吟しながら 叫ぶことを選ぶだろう原発が日本を滅ぼす放射能拡散は …

悪寒とチョウゲンボウ

昨晩は、夜中に起きて詩を書き、また寝床に戻ってから、うとうとしていたら、悪寒がやってきて、歯がガチガチ鳴った。なにも恐ろしい感じは無かったが、あんな詩を書いた後だったので、悪の力が挨拶にきたのかもしれない。悪寒におそわれるような体調不良は…

人智学のための魂の暦 3月9日−15日

三月第一週 大正二年世界存在の力を感じる 明晰な思考がそう語る 宇宙の闇の夜々に 自己の魂が成長し続けたことを思い出しながらそして 希望の輝線を 内側より射る そう遠くない宇宙の真昼に向けて Erste März-Woche (9.-15. März 1913)Ich fühle Kraft des …

包帯デモのためのスケッチ その5

がれきに花を咲かせましょう − 平成版「はなさかじじい」「君が右翼なら、ぼくは森林翼さ」 「お前様が左翼なら、わしは金銭翼じゃ」 「あなたが仲翼なら、私は私利私翼よ!」欲望の翼に乗り 踊り踊るなーら ホレ 東京音頭 ヨイヨイ。_____以下貼り付け…

包帯デモのためのスケッチ その6

右翼でも 左翼でもない われわれは 愛翼だ 愛の翼なら どこまででも飛んでいける愛翼者 われらは 太陽を崇拝する ヘリオポリタン 太陽系市民ヘリオポリタンの翼は 愛の翼だからイカロスの失墜を横目で見ながら 飛行を続けよう原子核反応を あるべき場所で生…

包帯デモのためのスケッチ その4

マエキタミヤコ的電通仕様とは異なる 個人からの宣伝 個人が世界を脱洗脳するそのとき 無名性は特権である新聞の テレビの 真の広告主が 常に隠されているように われわれも われわれの無名性を活用しようではないか歩く広告塔 歩く広告塔の群シングルイシュ…

包帯デモのためのスケッチ その3

深夜になると音楽が美しく聞こえるようになるのは何故だろう もはやぼくたちには星さえ残されていないのに 眠ることが許されない夜神様の宿題を 思い出すまでは 眠ってはいけない蜻蛉の羽の生えたエンゼルが眠りに落ちた私のかわりに思い出す 死んだ女のこと…

包帯デモのためのスケッチ その2

私は全生物を代表して原発に反対する私はベトナムの鯉や鮒の身になりかわって 経団連の 人の皮を被った豚を 糾弾する死に行く豚ども 放射能の糞尿をまきちらしながら 死にゆく豚どもよ全生物を敵に回す おまえたちが日本の代表だという面をすることを 日本の…

包帯デモのためのスケッチ その1

個人の衝動に神宿る 何を思いつこうと 何をしようと 個人の自由だ 個人の自由を行使したい何が正しく 何がそうでないのか 人に指図を受けない 私の考え 私の感覚 私の衝動を いちいち批評しないでくれ上下関係の自己組織化?ミイラ取りがミイラになる 古い映…

シンガポール、ヒンズーの寺院にて

私が好きな 猿の顔をした神 コブラの姿をした神に 守護される 幼子クリシュナ 高い塔は あらゆるインド古代説話の エピソードを網羅する立体曼荼羅なのだが 神話の懐かしさと おとぎの世界の郷愁が 幾千の神像たちに宿る 真言読経が響く神殿の床には 瞑想す…

ジョホールの海岸にて

パパイヤの樹の上で 海 遠い岬 高く豊かにふくらむ雲 ゆったりと流れる光を眺める世界はなんと美しいのだろう心から満足する ただそのために 鳥は生きている首をかしげ 背筋を伸ばし 思慮深いそのしぐさが世界に満足を示し 世界の美しさを讃える黒い瞳の上に…