アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

新しい自然

ネットの記事を感心しながら読んでいる
その最後の頁に

新しい自然
新しい社会環境(?、ここがはっきり思い出せない)

と段抜きで強調してある
その先が読みたかったが
頁がめくれない

その強調された部分が
フェルト生地のような厚い布で出来ているのだ

漱石の登場人物の台詞だな
と思ったところで
目が覚めた

私の知る限りでは
漱石の小説にそんなことを云う人物はいなかった
しかしいかにも明治の日本人が口にしそうな台詞ではある

新しい自然とは何だ

第二の身体としての社会
寄生獣」に乗っ取られたような日本の社会を
どうやって自分たちの身体として取り返すか
そのことを考えながら寝についた

その答えが
フェルト生地になって
つまり
ネット環境を抜け出して
私の手元に存在している

そろそろ始動すべき時が来たのだ