アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

"Das Verhältnis der Anthroposophie zur Naturwissenschaft - Grundlagen und Methoden" "自然科学に対する人智学の関係ー基礎と方法"より、1920年6月20日シュツットガルトにおける講演録を読む独逸語の勉強#46

Ich darf vielleicht hinweisen darauf, wie wenig die rein philosophische, spekulative Denkweise anzufangen wußte mit dem, was gerade von der Technik her das moderne Menschheitsbewußtsein ergriffen hat. おそらく、 私が指摘すべきは以下のこと…

薔薇

胸のなかに薔薇が咲く影絵のような生のさなかに 花開く一輪の薔薇に 私の指は触れることができない 見えない棘が吸い続ける 血の色をした薔薇の花弁に 私の唇は触れることができないこの生に目醒めることは永遠の謎だ 私の生の廃園のなかで 汚れた月光の照ら…

Anti-Atom-Camp in Metelen erfolgreich beendet メテレン(ミュンスターランド、ドイツ)の反原発キャンプが成功裏に終わる【独逸語の勉強】

Das Anti-Atom-Camp in Metelen im Münsterland ist zu Ende. Etwa 100 Aktivist_innen zwischen 15 und 70 Jahren haben sich acht Tage lang unter anderem über mögliche Wege eines echten Atomausstieges, den Umgang mit Atommüll und Widerstandsform…

"Das Verhältnis der Anthroposophie zur Naturwissenschaft - Grundlagen und Methoden" "自然科学に対する人智学の関係ー基礎と方法"より、1920年6月20日シュツットガルトにおける講演録を読む独逸語の勉強#45

Damit kann man aber sagen: しかし、 こうも云えるでしょう。Indem die moderne Menschheit dazu gelangt ist, das Technische herausgezogen zu haben aus dem ganzen Umfang des Natürlichen, 技術によって自然の全領域から抽出したものに人類が到達し、i…

『エノク書』の重要性 ー ルーサー・リンク著 高山宏訳「悪魔」

四世紀までは『エノク書』は正典に含まれていて、ユダヤ人や初期教会の基督教徒たちにはよく知られていた。基督教の観念でまず『エノク書』中にあらわれたものは少なくない。「人の子」が「選まれし者」となって終末の日に審問者になるという観念もそうであ…

キリスト教徒による異教的芸術の破壊 ー ルーサー・リンク著 高山宏訳「悪魔」

ヴァザーリがその『芸術家列伝』(二版、1568年)の序文に痛烈な皮肉をこめて書いているとおり、キリスト教は、激しく、 また油断無く、 あらゆる罪のしるしの破壊と根絶に精を出し、 そのために、 卓越した彫像・・・・ 〔や〕無数の記念物、 碑銘など、 古…

異教の神々=邪悪なデーモン=悪鬼という新しい等式を作り上げたアレキサンドリアの弁神論者たち ー ルーサー・リンク著 高山宏訳「悪魔」

二、三世紀のギリシャ化されたアレクサンドリアの弁神論者たちは、 特に善でも悪でも無かったプラトン流のデーモンを堕落した悪の天使だと解釈している。 彼等がそうしたのは、 異教の神々=邪悪なデーモン=悪鬼という新しい等式をつくりたかったからである…

悪魔には歴史が無い ー ルーサー・リンク著 高山宏訳「悪魔」

悪魔には歷史がない。多くの仮面を持つが、顔無き仮面、それが彼の本質である。今日でもたとえばローマ教皇庁のラッツインガー枢機卿などは、 「キリスト教徒にとって悪魔は神秘的ではあるが、 リアルかつ個を持つものであり、 単に象徴的という存在ではない…

二十一世紀の高野悦子  ー劇団新生「読書劇 二十歳の原点」に寄せて

二十一世紀の高野悦子は深夜の貨物列車を待つ紫陽花の露に濡れながら 佞人と告解者の群れを踏み殺しながら 一台の蒸気機関車が 時間の軌道上を正確に近づいてくる 1969年 山陰本線京都梅小路発山口・幡生行き下り貨物861列車は 二十一世紀の瓦礫に喘いでいた…

歷史にとっては国家および権力は単に現象にすぎない (トルストイ)

法学は国家および権力を、 何か絶対的存在の如く見なして研究している。 それは古人が火に対したと同じ態度である。 しかるに歷史にとっては、 国家および権力は単に現象にすぎない。 それはあたかも現代の物理學にとって、 火が元素でなくして、 現象にすぎ…

"Das Verhältnis der Anthroposophie zur Naturwissenschaft - Grundlagen und Methoden" "自然科学に対する人智学の関係ー基礎と方法"より、1920年6月20日シュツットガルトにおける講演録を読む独逸語の勉強#44

Wenn ich aber das vor mir habe, was ich selber geformt habe als ein technisches Gebilde, so stehe ich dazu anders. しかし、 もし、 わたし自身が創造した科学技術による作品を前にしたとしたら、 わたしはそれに対しては、異なった態度を取るのです…

紫陽花の塔

紫陽花の塔の下に立て 紫陽花の塔を見上げよ 紫陽花の塔の下で ぼくたちの瞳は乾く 紫陽花の塔に住む 天使は永遠を見ない 盲目の天使の目薬の一滴 セックス・ピストルの撃鉄は墜ちた 鴉が叫ぶ 開いた嘴が暴露する内面 赤 赤 赤 アウグスチヌスは美しい梨を盗…