二、三世紀のギリシャ化されたアレクサンドリアの弁神論者たちは、
特に善でも悪でも無かったプラトン流のデーモンを堕落した悪の天使だと解釈している。
彼等がそうしたのは、
異教の神々=邪悪なデーモン=悪鬼という新しい等式をつくりたかったからである。
この等式の成立をもって異教の神々への崇拝を断罪できることになった。
「異教徒たちが犠牲としてささげるものを彼等も悪鬼どもにささげる」
とパウロは書いている。
ルーサー・リンク著 高山宏訳「悪魔」(研究社出版株式会社、1995年・平成7年)
黄金の牛の口から出現する悪魔と棍棒で対決するモーゼ。カッコイイ! pic.twitter.com/iG0ujUDUf8
— armchair anthroposop (@longtonelongton) July 24, 2013