アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

白菊

白菊一輪の重さ 花は死者のために咲くのか? 「夜の指図に従うのもよろしいでしょう」藭はその天使たちを風とし ご自分に仕える者たちを燃える焰とする 「主があなたの霊とともにいてくださるように」私は悧巧な馬が危ない板橋を叩いて検べるのを見たことが…

月光(改)

月光の震える音が静かな夜を満たしますあなたの生まれた夜 月光の下で 神様の撃った銃弾が 七十七歳のあなたの心臓を貫いた老人の固い肉体は蛹 わずかに開かれた唇から 蝶が飛び立っていった 震える月光に乗り 耀く波頭を越えて 死んだ子どもに会いに行きま…

月光

月光の震える音が静かな夜を満たします 此岸と彼岸の間で 月光の震える音が 波頭を耀かせながら 砂浜に吸い込まれていきます 老人の硬い肉体は蛹 わずかに開かれた唇から 蝶が飛び立っていった 震える月光に乗り 耀く波頭を越えて 死んだ子どもに会いに行き…

二月のエデン

リゲティ 二台のピアノのための三つの小品 あるいは三つの断片 世界は三つの断片として姿を現す アダムとイヴともう一人 つまり三台の孤絶した雪の降るピアノ 雪の中の二人と三人二月 雪の降りしきるエデンで 藭の足音はかき消され 眠りこけるアダムは夢の中…

"自然科学に対する人智学の関係ー基礎と方法"より、1920年6月20日シュツットガルトにおける講演録(質疑#2)を読む独逸語の勉強#17

Professor Dr. Th.Meyer: (質問:Th.マイヤー教授)Ich bin verständig mit Herrn Dr. Steiner darin einverstanden, daß die Grenzbegriffe des naturwissenschaftlichen Erkennens nicht die Grenzbegriffe des Seins und der Wirklichkeit sind. 私は、…