アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

シュタイナー講演録『人間の魂と動物の魂』1910(明治43)年11月17日#4

So finden wir als das Gewichtigste für den Menschen, wenn er durch die Geburt ins Dasein tritt, daß offen stehen bleibt, was von außen bestimmt ist. したがって、 人間にとって一番大事なことは、 存在へと誕生する際に既に決められているわけでは…

文鳥 月の裏側を飛ぶ (第三稿)

人生には月の裏側のようなものがあって あらゆる「全体性」を保証している それがなければわれわれの生は戯画でしかない 日常の永遠に視ることのできない もうひとつの貌〈ヤヌス〉自己の 意識の 連続性を信じること 「それが詩を書くと言うことだ」 自己の…

シュタイナー講演録『人間の魂と動物の魂』1910(明治43)年11月17日#3

Wenn wir nun aufsteigen zur Betrachtung des menschlichen und tierischen Geistes, われわれの考察を人間と動物の霊の問題にまで高める段になると、so müssen wir vor allen Dingen von diesen Begriffen und Ideen ausgehen, 何よりも先ず、die wir an d…

鯨(改)

『共謀罪』で目の前の人間が警官に連れ去られていく現場を見た。発言の内容に引っかかるものがあったのである。警官がそれを具体的に指摘した時、彼はしまったという顔をしたが、すぐに警官について去って行った。しかしそれが「凍った鯨の夢」とどう繋がっ…

シュタイナー講演録『人間の魂と動物の魂』1910(明治43)年11月17日#2

Deshalb dürfen wir nicht einfach in der Art von Tierseele und Menschenseele sprechen, daß wir sagen, das Tier wäre so und so weit hinter dem menschen zurück - der Mensch so und so weit vor dem Tier voraus. 従って、 われわれは安易に、 動物…

教會(六月の改稿)

夜 孤独者 戦場の犬たち 帰宅した傭兵を待つものは 雨の降り続けるテレビが一台われわれはどこにいても だれと一緒でも孤独だから あらゆる空間にテレビが現れる われわれの広場には巨大なテレビがある われわれは生まれつき傷ついているのだ 傷ついた犬のよ…

シュタイナー講演録『人間の魂と動物の魂』1910(明治43)年11月17日#1

Es wird mir gestattet sein, heute mit ein paar Worten an einige Ausführungen des letzten Vortrags zu erinnern. 今日は、 前回のお話しに私自身二言三言加えることで仕上げを行うことを、 お許し願えればと思います。Besonders wichtig sind uns ja di…