アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「帝国」の外へ!

生き続ける限り、自分が背教者であるという意識はぬぐいきれない。しかし自分がいったい何に対して背教者であるのか? その「信仰」自体がまだ分かっていないのです。だから、ぼくには、まだ、殉教のときは訪れない。そして、生きている間に殉教のときが訪れ…

「人智学、その本質および哲学的根拠について」 ベルン 1920年(大正9年)7月8日;独逸語の勉強 #32

Das, was ich da gezeigt habe, das führt dann aber wiederum aus dem Menschen heraus in den Kosmos hinein, 私がここで明らかにした内容は、 さらに、 人間の問題から、 宇宙へと通じていくものでもあります。und man lernt ihn erkennen, so wie man so…

ナチズムは死なないことについてのメモ #1

最近では、 ナチズムをドイツ支配勢力の中核とみる立場から、 ヒトラー個人が第三帝国で演じた役割を過大評価しない傾向が強くなっている。第三帝国の政策の大部分は、 ドイツ支配勢力のエリートたちが計画し実行したものであって、 「戦争犯罪」がもしも問…

「人智学、その本質および哲学的根拠について」 ベルン 1920年(大正9年)7月8日;独逸語の勉強 #31

Während das Intellektuelle sich emanzipiert, mit dem Zahnwechsel frei wird, selbständig wirkt, 歯の生え替わりとともに、 知性が解放され、 自由になり、 独立して働くようになる一方で、wird das Willentliche bis zur Geschlechtreife frei. 性的成…

「死体は砂のなかに埋めることだ」 言葉たちが私の死体に砂をかける 砂の上を去って行く觀念の足跡 腐肉から流れ出す欲望が砂のなかに消えていく 眼球の孤独 世界の拡がりは砂に埋めよ 頭蓋から外れた脳髄は青空に驚く 肉体の遠近法 永遠に届き得ぬその消失…

「人智学、その本質および哲学的根拠について」 ベルン 1920年(大正9年)7月8日;独逸語の勉強 #30

Das verfolgt man, wie es gestaltet, wie es in den Zahnwechsel hinein die Kräfte treibt. われわれは、 それらの力がどのように形成し、 どのように歯の生え替わりに導くかを探求します。Indem man die Beobachtung ausdehnt über die Zeit, sieht man, …

「人智学、その本質および哲学的根拠について」 ベルン 1920年(大正9年)7月8日;独逸語の勉強 #39

Jetzt, indem der Zahnwechsel eintritt, wird das Seelische ein anderes. 歯が生え替わり始めると同時に、 魂的なるものも違うものになるのです。Die Begriffe bekommen Konturen. 概念が輪郭を得る(はっきりしてくる)。Das ganze Erinnerungsvermögen, …

連続体の迷路、あるいは「内側に無限」であることについて

個々の自然数は数論の主題を形成し、 自然数の可能的集合(または無限列)は連続体の理論の主意である。(b)連続体の本質的な性格はAnaxagorasのものとされている断片の中に明瞭に記されている: ”小さいものの中に最小のものは無く、 常により小なるもの…