アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

「人智学、その本質および哲学的根拠について」 ベルン 1920年(大正9年)7月8日;独逸語の勉強 #30

Das verfolgt man,
wie es gestaltet,
wie es in den Zahnwechsel hinein die Kräfte treibt.
われわれは、
それらの力がどのように形成し、
どのように歯の生え替わりに導くかを探求します。

Indem man die Beobachtung ausdehnt über die Zeit,
sieht man,
wie das Geistig-Seelische im Leiblich-Physischen arbeitet.
時間をかけて観察を続ければ、
どのように、
霊的ー魂的なるものが、
身体的ー物理的なるものの内で働くかを見ることになります。

Dann wiederum merkt man,
そこで再度気付くことは、

wenn man herantritt an den Menschen in der Lebensepoche,
wo die Geschlechtsreife auftritt,
性的成熟の始まる人生の段階に近づいて、

wie in dieser Zeit vom Zahnwechsel bis zur Geschlechtsreife vorzugsweise das Willenselement sich konsolidiert.
歯の生え替わりから性的成熟に至るまでの時期に、
いかに巧妙に意志の要素が固まってくるかということであります。

Aber es ist noch im Leibe wirksam,
und man merkt an dem,
しかしながら、
それ(力)はまだ、
身体においても作用しており、
われわれが気付くことは、

was da auftritt -
beim Knaben zeigt es sich ja auch in der Umwandlung der Stimme,
男の子の場合には、
それが声変わりとしても現れることですが、

bei den Mädchen zeigt es sich in anderer Weise,
女の子の場合にはまた別の仕方で現れるのであります。

aber doch auch -,
いずれにせよ、

namentlich wie der Wille zwischen dem Zahnwechsel und der Geschlechtsreife gewissermaßen Besitz ergreift von dem menschlichen Organismus.
歯の生え替わりから性的成熟に至るまでの間に、
特に意志が、
どのように人間有機体を、
ある程度まで満たすかということに、
気が付くのであります。