アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

福音(八月の改稿)

1S博士によれば 人間が 靈感を 感受できる期間は 一月のうちの 半分にすぎない と言うぼくはすでに その半分を逃したようだ 自分を追い立てる 情熱の正体も 分からなくなってしまったたとえば ”四本の手のためのピアノソナタ” モーツァルトなら 躊躇するこ…

シュタイナー講演録『人間の魂と動物の魂』1910(明治43)年11月17日#10

Wir können aber auch sehen, wie die Kräfte, die in der Eigenbewegung organisierend wirken, この各人に固有の動作において組織的に働く諸力が、im späteren Leben weiterwirken, 後の人生になってどのように働くかは、wenn wir von der Gebärde, die si…

鯨(八月二十日の改稿)

目の前の人間が 警官に 連れ去られて行く 現場を 見た 発言の内容に 引っかかるものが あったのである 警官が それを 指摘したとき 彼は しまった! という顔をしたが すぐに 警官について 去って行った しかし それが 「凍った鯨の夢」と どう繋がっていた…

教會(八月の改稿 改行版)

夜 孤独者 戦場の犬たち 帰宅した傭兵を待つものは 雨の降り続ける テレビが一台われわれは どこにいても だれと一緒でも 孤独だから あらゆる空間にテレビが現れる われわれの広場には巨大なテレビがあるわれわれは生まれつき傷ついているのだ 傷ついた犬の…

鯨(八月の改稿)

目の前の人間が 警官に連れ去られていく 現場を見た 発言の内容に 引っかかるものが あったのである 警官が それを指摘したとき 彼は しまった という顔をしたが すぐに 警官について 去って行った しかし それが 凍った鯨の夢と どう繋がっていたのか凍った…

教會(八月の改稿)

夜 孤独者 戦場の犬たち 帰宅した傭兵を 待つものは 雨の降り続ける テレビが一台われわれは どこにいても だれと一緒でも 孤独だから あらゆる空間に テレビが現れる われわれの広場には 巨大なテレビがあるわれわれは 生まれつき 傷ついているのだ 傷つい…

欲望(八月の改稿)

厳粛な欲望は下ろしたての夏服を着た水兵のように耀く 祝福せよ あらゆる手管を用いて達成される生殖の瀰漫するこの世界を! 雨 雨 雨 六月の雨に濡れよ欲望の速度に絶望は追いつけない 大気を支配する 異教徒の天体崇拝者 黄金の錫をもつ 植物の王よ 髑髏が…

ざらすとろのピアノ(八月の改稿)

1諸侯 貴族 農奴 賤農階級闘争目に見える世界史が エンゲルスを鼓舞したとき われらの時代はまだ明るかった指導者 ゲオルグ・ドシャ 灼熱せる王座で炙られ その条件でのみ助命を約束された おのれの部下によって 生きながら食われたというドイツ農民戦争そ…

音樂(八月の再録)

夜更けになると音樂が美しく聞こえるようになるのは何故だろう もはやぼくたちには星さえ残されていないのに 眠ることが許されない夜神様の宿題を 思い出すまでは 眠ってはいけない蜻蛉の羽の生えたエンゼルが眠りに落ちた私のかわりに思い出す 死んだ女のこ…

歩く星たち(八月の採録)

夜の帳が降りた 珈琲カップが二つ 天井の高い喫茶店の窓際で 避難について真剣に話をした 戦時中の会話のようだ 未だこの現実を認めることに躊躇している自分の不甲斐なさ これほど明らかなのに 目に見えない戦争の最中にいる自分たち 線量計の数値だけが明…

赤いスピンクス(八月の改稿)

あなたの言葉は光ですか? 私の言葉は闇だろうか あなたの言葉の謎には触れぬがよいあなたの言葉が洩れ出るとき 世界は流出しない 世界は外包されるのです 私にはあなたの言葉がおそろしい 外包された世界が私を呪いますあなたの錬金術 言葉の錬金術は 黒い…

シュタイナー講演録『人間の魂と動物の魂』1910(明治43)年11月17日#9

Wir finden nun in der Tat diese Kräfte wieder in einer ganz charakteristischen Weise für den Fortschritt des Geistes am Menschen deutlich hervortreten. 事実、 これら諸力が、 再び、 全く特徴的なあり方で、 人間における靈の発達のために明確に…