夜の帳が降りた
胸の中に
ひっそりと訪れる
オレンジ色の残照の
温もり
その光芒の消え行くはてに
顔をのぞかせる
星座はうつむいている
ヴィヌス
ジュピタア
青い闇のにおいが
春の心臓を
大きな海原の
明るい波の上に
浮かべている
この一瞬が
すでに終末である
われ
夕べに死せず。
夜の帳が降りた
胸の中に
ひっそりと訪れる
オレンジ色の残照の
温もり
その光芒の消え行くはてに
顔をのぞかせる
星座はうつむいている
ヴィヌス
ジュピタア
青い闇のにおいが
春の心臓を
大きな海原の
明るい波の上に
浮かべている
この一瞬が
すでに終末である
われ
夕べに死せず。