アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

2012-03-19から1日間の記事一覧

かき揚げ蕎麦と終末論

週末は、Twitterと昼寝と少しの読書で、体力が回復したので、日曜の夜に市営プールで泳いだ。家の中がほったらかしで、冷え冷えとしてきたようだ。外に出るのは良いことだ。金子光晴全集を読んでいる。初期のものは、詩のための詩、書くための詩である。今の…

終末論的形而上学 その1

夜の帳が降りた胸の中に ひっそりと訪れる オレンジ色の残照の 温もり その光芒の消え行くはてに顔をのぞかせる 星座はうつむいているヴィヌス ジュピタア青い闇のにおいが 春の心臓を大きな海原の 明るい波の上に 浮かべているこの一瞬が すでに終末である…

原子の救世主

君たちの惨めな人生 少し早めにおさらばできるとすれば こんな福音はないはずだ なぜ私に感謝しないのだ私の放射能が この世の闇の中で 静かに光る 蛍のように 瞬く美しさなぜそれを理解しないのだ 君の細胞という細胞が 私のガンマ線を喜んでいる変化を尊べ…