アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

悪寒とチョウゲンボウ

昨晩は、夜中に起きて詩を書き、また寝床に戻ってから、うとうとしていたら、悪寒がやってきて、歯がガチガチ鳴った。なにも恐ろしい感じは無かったが、あんな詩を書いた後だったので、悪の力が挨拶にきたのかもしれない。悪寒におそわれるような体調不良は無かったし、あんなに歯を、がちがち言わせるような寒気は、もう何年も経験していない。実に寒かった。そう言う時は、私は身体を横向きに丸めることにしている。そのまま寝入ってしまった。

昨日は、昼の散歩でも、チョウゲンボウに挨拶された。双眼鏡でその華麗な飛行を追っていたら、わざわざ私の正面まで来て、しばらくホバリングして、去っていった。私とチョウゲンボウが見つめ合った時間だった。ありがとう、とつぶやいた。