アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

「人智学、その本質および哲学的根拠について」 ベルン 1920年(大正9年)7月8日;独逸語の勉強 #9

Diese Meditation möchte ich Ihnen zunächst wenigstens dem Prinzipe nach schildern.
この瞑想については、
少なくとも原理に即してだけでも、
お話しできればと思います。

Das Genauere darüber finden Sie ja in der Literatur,
namentlich in meinem Buch <>.
この点に関して、
より正確なことは、
私の著作、
文字通りの「如何にして超感覚的世界の認識を獲得するか?」に、
見いだせるでしょう。

Da handelt es sich darum,
daß man immer wieder und wieder -
und ich betone ausdrücklich,
Geduld und Energie gehören zu diesen Dingen -
üben muß.
問題は、繰り返し繰り返し修練を積まなければならないということなのです(私は、このような問題では、忍耐と情熱の必要であることをはっきりと強調しておきますが)。

Im chemischen Laboratorium zu forschen,
mag manchem schwierig erscheinen,
auf der Sternwarte ebenso;
化学の研究所で研究することは、
多くに人にとって、
難しいことに感じられるかも知れません。
天文台でも同様です。

leicht mag es ihm erscheinen,
durch systematische Umbildung des Seelischen irgend etwas zu erreichen.
(それに対して)、
魂の体系的改造によって、
何ごとかを達成する事は、
多くの人にとって、
簡単に思われるかも知れません。

Doch derjenige,
der sich an die wirklich strenge Methode auf diesem Gebiete hält,
しかし、
この分野で、
真に厳密な方法に従う人は、

der weiß,
daß alles Forschen im Laboratorium,
in der Klinik,
auf der Sternwarte ein verhältnismäßig leichtes ist gegenüber denjenigen Prozeduren,
die man sich leichter vollstellt,
als sie sind,
und die bestehen in einer Umbildung unseres Seelenlebens.
研究所や医院、
天文台におけるいかなる研究も、
われわれの魂の生活の改造のための諸課程(それは人々には実際よりも簡単なものに思われていますが)に比較すれば、
容易であることを知っているのです。