アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

震災中でも仕事をする同僚

職場のサーバーが復旧して、メールが読めるようになる。早速同僚からメールで、投稿予定の共著論文の原稿が送られてきた。独身という点を考慮しても、頭が下がる。スパコン(スーパー・コンピューター)はまだ復旧していないそうだ。自宅で仕事しているのだろうか。
私は、原発の様子を見ながら、月曜から自転車出勤の予定でいる。猫のカリカリえさも買わなければ。関西への待避中は、家に二日分のえさと水を置いて出た。猫(二匹)もご苦労さん。
月末が締め切りの報告書もそろそろ着手しなければならないが、部屋の中央においた巨大本棚が文字通り崩壊したため、オフィス全体がぐちゃぐちゃで、整理を考えると頭が痛い。スタッフ(今週は休んでいる)も全員自動車通勤なので、ガソリン不足のせいで来週も出勤できない可能性も高い。その場合、一人で出来る限りのことをしよう。茨城県計画停電を免れたので、その点は助かった。11日金曜の地震以来、まともに本も読んでいないので、そろそろきちんとした生活に復帰しなければと思うのだが、ここ数日の逃避行では徹夜で車を走らせたり、高速道路のパーキングエリアで寝泊まりしたりで、疲れもあったのか、今日も午後は夕方まで熟睡してしまった。テレビもつけっぱなしでなかなか目が離せないし、自炊もしなければならず、自分の場合、生きるだけで精一杯の状況だ。