アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

亀の夢

今朝の夢。
風呂場のガラス戸を透かして、何かいるのが見える。ガラス戸を開けると、風呂場に大きな亀が、親亀の背中に小亀を乗せて、という感じで、重なっている。一体どこから来たのだろう。二匹の亀の大きさは同じくらいである。土色というか、暗い褐色というか、そんな感じの甲羅の色。ガラパゴス諸島の大亀よりも大きい。上の亀が床に降りると、白い歯を見せて、こちらを見ながら、ニッと笑った。

何だろう。この夢に関しては、何も思い浮かばない。初めて見る夢だ。亀の夢は、見た覚えがない。亀って、何だろう。そうだ、先日書いた詩に、亀が出てくる。最近、そのことを考えることがある。そのせいかな。昨日は、今年、平成二十三年は、「日本の言霊が蘇った年」として思い返されるはずだ、と思った。一度死んでしまった詩が、震災と原発事故によって、再び蘇ったのだ、と思った。それは、私一人に限らず、日本中の人々の魂の中での出来事でもあった。その時、その思いつきが大事なことに思われたが、それを夢が反復して、思い出させてくれたのだろうか。