アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

日々是デモ 。日常がデモである。デモに行く人は、もはや勇者だ。桃太郎侍だ。

6・11新宿アルタ前の興奮は雨宮処凛の熱血レポートが詳しいので、参加できなかった人は、是非読むと良いと思います。写真もきれいです。
私は、食事で抜けていた時間が長かったので、このようなひとのレポートを読んで感心しているていたらくなのです。

さて、デモの前日の金曜深夜、ココスで会計の時、顔なじみの女給(って戦前か)に、「明日の天気どうかな」と聞く私。
女「どこか行かれるんですか」
私「デモさ」
「ありがとうございます。ありがとうござます」と何遍も何遍も、しきりにお辞儀を繰り返す女。
まるで、山賊に襲われたお女中を助けた桃太郎侍みたいな場面になってしまった。
諸君、そのぐらい、庶民は今、原発の行方を危惧しているのだ。
デモに行く人は、もはや勇者だ。桃太郎侍だ。
デモに行きたくても行けない人は五万と、イヤ、百万はいる(推定)。
その人たちの替わりになって、あのデモに参加したのかも知れないのだ。
誇りを持とうじゃないですか。

そして、次のデモはいつになるのか、待ち遠しく思っている人も多いでしょう。
しかし、デモ(広義)は、一人でも出来る。
私は、職場でも原発の話をします。
数週間前にある会社の人に意見を聞いたら、原発は必要でしょうと経団連の幹部みたいなことを云っていました。
私は、自分の意見を述べました。
そして、今日、再びその人に会いました。
彼は云った。「ロングさん(って誰?おれか)、やはりロングさんの言ったことが正しいみたいだね」
彼は、ヨーロッパの脱原発の動きを知って、そう思うようになったそうだ。
ともかく、率直に、身の回りの人たちに、原発の話をすることをお奨め致します。
目覚めてくれる人は多いと思いますし、すでに同じ思いを抱いていることが判明するかも知れません。
日々、是、デモ。
だと思います。