夏休みに入る。これからは、ドイツ語を毎日30分以上は勉強することを決意する。5年くらいかければ、ものになるだろう。学生の頃、大学院の試験に通るまではやったが、その後、時間が無くなり、諦めてしまった。しかし、本棚をみると、当時の参考書が生き残っていた。掃除機をかけ、アルコールで拭いて、机の上に移動した。
- 作者: 三好助三郎
- 出版社/メーカー: 郁文堂
- 発売日: 1978/01/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 関口存男
- 出版社/メーカー: 三修社
- 発売日: 1984/01
- メディア: 単行本
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辞書は、以下を購入。
- 作者: 在間進
- 出版社/メーカー: 三修社
- 発売日: 2010/03/01
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ドイツ語は、やはりシュタイナーを原書で読むことが最終的な目標である。今は、シュタイナーも英訳が進んでいて、重宝しているが、すべて主題別に編集されたものなので、本来の原著全集と、近年出版された項目別出典インデックスを活用できるようになりたいということ。もちろん、ドイツ語ができるようになると、活用できる文献も飛躍的に増えるのは確かだ。独逸の出版事情は素晴らしいに違いないと憧れる。
カント「純粋理性批判」をまず英訳で読んで、自分なりに納得するのが目標だが、その前にいくつか、参考書を読む。本体は難しすぎるので。
最初に以下を読んだ。かなり以前だったので、ほとんど忘れてしまっていたが、カント批判哲学の構成なども一通り説明してある。
哲学の歴史〈第7巻〉理性の劇場―18‐19世紀 カントとドイツ観念論
- 作者: 加藤尚武
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2007/07/01
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「純粋理性批判」に取りかかる前に、その要約的な「プロレゴメナ」を読み始めることにした。これも英訳版。日本語訳は私には分かりにくいし、誤訳も多いと言う。しかし、原著の語順を尊重しながら訳したという英訳版を読んでいると、正しい日本語訳など不可能では無いかと思える箇所が多く、翻訳者にむしろ同情してしまう。以下の英訳版プロレゴメナを読み進んで、本文の結論を残すのみとなった。
- 作者: Immanuel Kant,Gary Hatfield
- 出版社/メーカー: Cambridge University Press
- 発売日: 2004/03/04
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しかし、プロレゴメナを読んでも、カントの文体はすこぶる晦渋で、ものになった感じがしないので、以下の本に助けを求めた。これは、当然、カント本文に比べれば、わかりやすい参考書で、当面はGardner氏の掩護射撃を得て、匍匐前進を続けようと思う。
- 作者: Sebastian Gardner
- 出版社/メーカー: Routledge
- 発売日: 1999/03/18
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今日も蒸し暑い。しかし、田舎での樹木に囲まれた生活は哲学に向いている。二十歳にもどったつもりで、勉強し直そう。
ちなみに、ルドルフ・シュタイナーに関しては、ケンブリッジ版の厚手の哲学辞典にも、オックスフォードの小ぶりの哲学辞典にも、岩波の哲学辞典にも項目があり、それぞれの記述の違いにも興味深いものがあるので、また別の機会に書きたいと思う。
ついでに、以下の本も面白いので、ここに紹介しておく。哲学的読書ガイドとして使うと良いのでは。ドイツ語圏の出版物の水準を垣間見させてくれる。日本だったら、マンガ哲学入門になってしまうところを、本場ドイツだとこうなる。この著者達は、大学で、こんな板書をしながら講義するのだろうか。
- 作者: Peter Kunzmann,Franz-Peter Burkard,Franz Wiedmann,Axel Weiβ,忽那敬三
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2010/07/24
- メディア: 単行本
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