アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

「秘教的修行の手引き:エソテリックスクールより」 土曜日

秘教的修行の手引き:エソテリックスクールより

土曜日

自分の思考活動に注意を向ける。
意味のあることだけを考える。思考活動のなかで、少しずつ、本質的なものを本質的でないものから、永遠なるものを移りゆくものから、真実を単なる意見から、区別することを学ぶ。
人々の語ることに耳を傾ける際にも、内的な平静を保つことを心がけながら、あらゆる賛成も、否定的な判断(批判、反発)も控える。これを、自分の思考や感情においても試みる。
この行は「正しい意見」の行と呼ばれる。


昨日の続きです。これは、自分の覚えのために書いているので、参考にされる方は、むしろ、まず、以下の本を参照された方が良いでしょう。高橋巖先生が書かれているように、ある一定の時間を決めて、このような行に没頭する方が良いのでしょう。このような行は、道徳的な要請と言うよりも、むしろ精神の衛生学に属する問題なのだと、高橋先生はかつて書かれていました。

いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか (ちくま学芸文庫)

いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか (ちくま学芸文庫)

以下の本にも人智学的修行の具体的な記述があります。

神智学 (ちくま学芸文庫)

神智学 (ちくま学芸文庫)

神秘学概論 (ちくま学芸文庫)

神秘学概論 (ちくま学芸文庫)

以下の本には、「時間退行の瞑想」に関する記述があるので、ご興味のある方には面白いでしょう。

人智学・心智学・霊智学 (ちくま学芸文庫)

人智学・心智学・霊智学 (ちくま学芸文庫)