アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

2015-05-01から1日間の記事一覧

来る五月五日子どもの日 上野動物園・脱原発モデへのお誘い

【拡散希望です】5月5日(火)こどもの日、上野恩賜公園・西郷隆盛銅像下、13時集合、13時30分出発。脱原発モデ(車道ではないので警察から自由。デモではない!)。タイベックス(防護服)着用で逍遙し、上野動物園等で、こども・保護者たちに、原発問題を…

形而上学的「実在」とは、 それ自体において考察された靈的生命である。 ・・・アルベール・カミュ

世界が美しいのは、 そこになにものかが生きているからである。 だがまた、 なにものかが世界を秩序づけているからである。世界を活気づける精神、 それは宇宙の靈(プシュケ−)である。定まった枠のなかにその生を限定する上級の原理、 それが叡智(ヌース…

「むしろその失われた天國である物の裏側」 カミュ「キリスト教形而上学とネオプラトニズム」滝田文彦訳

プロティノス的「理性」はすでにある程度までパスカルの《心情》である。 だが、 だからと言ってプロティノス的理性はキリスト教思想に近いものだと言うのではない。 なぜならこの「理性」は瞑想に基礎をおいているという意味で、 美学の領域に属するものだ…

「マルキオンは死なない」 (アルベール・カミュ「キリスト教形而上学とネオプラトニズム」)

マルキオンの与える生活の掟は禁欲的である。 だがそれは傲慢の禁欲主義である。 この世の富を軽蔑しなければならないのは、 「創造主」に対する憎しみによってである。 造物主の支配にできるかぎり手がかりをあたえないようにせよ、 それがマルキオンの理想…