2014-06-01 「批判の効果」 イマヌエル・カント「純粋理性批判 上」第二版の序文より しかし今や、 批判によって、 唯物論、 運命論、 無神論、 自由思想的不信仰論、 狂信、 迷信といった、 一般に有害となりうるものや、 果ては観念論や懐疑論という、 どちらかというと学派にとって危険で、 一般人には浸透しにくいものさえも、 根絶されうるのである。イマヌエル・カント「純粋理性批判 上」第二版の序文 (石川文康訳 筑摩書房 2014年3月5日初版第一刷)