アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

「批判の効果」  イマヌエル・カント「純粋理性批判 上」第二版の序文より

しかし今や、
批判によって、
唯物論
運命論、
無神論
自由思想的不信仰論、
狂信、
迷信といった、
一般に有害となりうるものや、
果ては観念論や懐疑論という、
どちらかというと学派にとって危険で、
一般人には浸透しにくいものさえも、
根絶されうるのである。

イマヌエル・カント純粋理性批判 上」第二版の序文
 (石川文康訳 筑摩書房 2014年3月5日初版第一刷)