アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

教育実践家たちによる三分節化運動は、 教育にたずさわる人びとだけによる自主的な運動であるべきである。

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われわれの社会有機体三分節化運動は、教育施設を国家生活、経済生活から完全に解放しようと努める。

教育実践家たちによる三分節化運動は、
教育にたずさわる人びとだけによる自主的な運動であるべきである。

教育施設の管理、
教育課程や教育目標の設定は、
教師自身もしくは精神生活において生産的な活動をしている人だけの手で行われねばならない。

その人びとは、
授業もしくは他の精神的創造活動と教育施設の管理とを並行して行う。

精神生活を公平な眼で観察すれば、
教育施設の管理や組織に必要な力は、
授業その他の精神的行為を行う人の魂の中にしか育つことができない、
ということに気づくであろう。

シュタイナー「社会問題の核心」第二部 社会有機体三分節化をめぐって 三=自由な学校と三分節化 (高橋巖訳 イザラ書房 1991年4月30日 第一刷)