2012-06-12から1日間の記事一覧
国家を堅牢ならしめようと望むならば、貧富の両極端をできるだけ接近させるが良い。百万長者と乞食の存在を許してはならない。この二つの身分は本来不可分のものであって、等しく共同利益にとり有害なものである。一方からは暴政の教唆者が出てくるし、他方…
メモ戦後の日本人は忘れてしまったようだが、神代の昔より、日本には(も!)、気のコスモロジー、宇宙的身体論に基づく社会学・社会原則が存在していた。宇宙の身体と個の身体、そして社会という身体が、気の思想により統合され、大きな有機体原理となって…
現代日本人は、 古代や中世の日本人よりも よほど「獣社会」に生きている。 病気の仲間は、 食い殺せ! つるし上げろ! というわけだ。中世の日本人は「犯罪は災気の現れ」と看破した。感覚が鈍っていないのだ。 まなこが曇っていないのだ。 鋭いのだ。現代…
中世荘園領主の刑罰とは、領内に発生した犯罪をケガレとし、その災気を除去して正常な状態への回復につとめることであった。ここでは犯人に対する刑罰の意識は極めて希薄であり、こうした処置は、罪と穢(ケガレ)と禍を同一視する古代の観念や、記紀神話に…
大きいは小さい 小さいは大きい魔女の望遠鏡は正しい