アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

シュタイナー講演録『人間の魂と動物の魂』1910(明治43)年11月10日#7 "Menschen Seele und Tierseele" (10.11.1910)

Wir haben öfter gesagt,
was dagegen eingewendet werden kann,
das ist kinderleicht vorzubringen.
私たちは、
幾度と無く、
こどもでも容易に反論できるようなことを述べました。

Aber diese Einwände sind auch solche,
die bei einer tieferen Erfassung der Sache wegfallen.
しかし、
このような反論は、
物事の深い把握からすれば、
見当違いなものに過ぎません。

Ganz abgesehen davon,
daß der Ätherleib für geistesforscher eine Tatsache ist,
zeigt auch eine wirkliche Logik,
daß es unmöglich ist,
einen lebendigen Organismus ohne einen solchen Äther- oder Lebensleib zu denken.
すなわち、
エーテル体が霊的探求者にとって事実であるということが、
このエーテル体ーないし生命体無しに生きている有機体を考えることはできないという真なるロジックをも示していることを、
完全に見落としているのです。

Einen solchen Ätherleib schreiben wir daher im geisteswissenschaftlichen Sinne auch den Pflanzen zu und sagen:
この意味からすれば、
靈学的には、
このようなエーテル体は、
植物にも組み入れられているものであって、
われわれは次のように言えるのです。

Während der Mensch noch höhere Glieder übersinnlicher Art hat
- den astralischen Leib und das Ich -,
人間が超感覚的な在り方の高次の身体的成員をも保持している(それはアストラル体と自我であります)一方で、

ist die Pflanze eine Wesenheit,
die nur physischen und Ätherleib hat,
植物の本性とは、
物理的成員とエーテル的成員のみをもつものであって、

während ein Mineral nur aus physischem Leib besteht,
さらに鉱物は物理的成員のみで構成されていると。

soweit es sich uns in der Außenwelt darstellt.
外的世界とはこのように現れてくるものなのであります。

Treten wir zum Tier heran,
動物にまで言及する場合には、

so sprechen wir nur davon,
daß sich beim Tier in physischen Leib und Ätherleib eingleidert
- indem wir uns bei diesem Worte nichts anderes denken wollen,
als was jetzt gesagt wird -
der Astralleib.
物理的身体とエーテル的身体(これらの用語に先程述べた以外の意味を付与するつもりはありませんが)にアストラル体が組み入れられることになることだけは言えるのであります。