アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

「人智学、その本質および哲学的根拠について」 ベルン 1920年(大正9年)7月8日;独逸語の勉強 #24

Bringe ich es auf diese Weise dahin,
meine sehr verehrten Anwesenden,
daß ich in Intellekt,
Begriff,
Vorstellung dasjenige hineintrage,
was sonst bloß als Wille wirkt
- wie ich also hineingetragen habe in den Intellekt den Willen -,

敬愛するご臨席の皆さん、
このようにして、
知性、
概念、
そしてイメージの中に、
ふつう単独には意志として働いているものを持ち込むとすれば
(すでに知性の中に意志を持ち込んだように)、

so muß ich jetzt den Intellekt hineintragen in mein leben,
in dasjenige Wollen,
das sonst gewöhnlich an mir nur vorbeifließt,
indem ich mich passiv dem Leben hingebe.

今度はこの知性を、
受動的に生に身を委ねているために、
通常は自らの傍らを通り過ぎてしまうだけであるものの中に、
持ち込まなければならないのです。

Ich nehme mein Leben in die Hand.
私は自己の生を掌握するのです。

So versuche ich,
gewissermaßen neben mir herzugehen,
mich selber zu betrachten
- man muß das nur mit der nötigen Naivität machen,
dann verliert man auch die Lebensnaivität nicht.

言うなれば私は自分から距離を置いて、
自らを観察しようと努めるのです。
ーわれわれはこれを、
必要とされる純粋さをもってのみ行わなければなりません。
そうすれば生の純朴さを失うこともありません。