アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

詩のピラミッド

敢えていえば、田村隆一の思想性と、吉岡実アヴァンギャルド精神と、萩原朔太郎の発露した”未生のエロス”、それらの錬金術、化学反応が自分の形象すべき詩だと思う。もちろん、それを超えたなにか、なのだが。その上に、高橋新吉の超越性を加えれば、神秘日本の詩のピラミッドが建立されるだろう。
高橋巖先生を反時代的騎士と呼んだ私だが、もちろん私も反時代的騎士でなければならない。詩人が時代に迎合してどうする?