アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

"Das Verhältnis der Anthroposophie zur Naturwissenschaft - Grundlagen und Methoden" "自然科学に対する人智学の関係ー基礎と方法"を読む独逸語の勉強 #8

ー前回の続きー

Wir haben es bei einigen der vorliegenden Vorträge mit dem Glücksfall zu tun, daß nicht nur der Vortrag Rudolf Steiners, sondern auch die anschließende Diskussion mit stenographiert wurde.

刊行された講義録において、いくつかのものでは、ルドルフ・シュタイナーの講義だけではなく、付随して行われた議論も速記されていたことは幸運であった。

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今日もたった1センテンスだけ!

今夜は若松孝二追悼第二夜、「エロティックな関係」を見ました。昨日の「われに撃つ用意あり」と共通するのは、男の幼稚な夢・未成熟さとそれにつき合う女という関係でしょうか。二作品とも、安っぽい男のロマン(まさしく前世紀の遺物か!)の世界をあくまでも垢抜けない表現で追求している。「エロティックな関係」制作の頃の日本は、バブル期だったのか、妙なところにお金を使っている感じがする。ワイン倉で銃撃されるワインとか、観客二人だけのファッションショーとか。

両作品に共通して、音楽が安っぽかったのは実に痛かった。黒澤明の「夢」も音楽がまずかったのが不満だったことを思い出す。もう少し以前の日本映画では、音楽が素晴らしかったのに。武満徹とか、伊福部昭とか、名前を思い出せないが、素晴らしい音楽家たちが映画音楽を書いていた。

自分の中で、大和屋竺若松孝二がごっちゃになっていたようです。大和屋竺(あつし)の作品は、地元のビデオ屋では借りられないだろう。なかなか見る機会が無さそうだ。