アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

"Das Verhältnis der Anthroposophie zur Naturwissenschaft - Grundlagen und Methoden" "自然科学に対する人智学の関係ー基礎と方法"を読む独逸語の勉強 #7

ー前回の続きー

Wollte man die Zielsetzung der Vorträge in einem Satz charakterisieren, so könnte man sagen, es ging Rudolf Steiner hier um nichts Geringeres als um die Etablierung der anthroposophischen Geisteswissenschaft als einer anerkannten wissenschaftlichen Forschungsmethode und Forschungspraxis.

この講義でルドルフ・シュタイナーが目指した重要な目標を一言で表現すれば、ここで人智学的霊学が、学問的探求方法・学問的探求の実践として認知され、その地歩を固めることに他ならなかった。 (意訳です)

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今日はたったこれだけ。実は、急逝した若松孝二監督を追悼する意味で、今晩は「われに撃つ用意あり」を観ていました。実際に全共闘世代の人が、この映画で描かれているような感慨(旧友交歓のシーンはかなりこそばゆい感じ)を持ち続けていたのかどうか、遅れてきた青年(笑)である私には判断がつきません。ただ、引用される新宿騒乱の実写映像はすごいですね。今の反原連デモを批判する全共闘世代(??)の郷愁(政治的正義?)の根拠があの時代なのでしょうか。原作は佐々木譲の小説らしい。そう言う路線の娯楽小説では、「テロリストのパラソル」を以前読んだと思う。

新宿歌舞伎町の白昼、蟹江敬三の登場シーン。背広の後ろ姿が格好良かった。夏物の背広はよれよれしているのがいい。そういう背広を私も持っていたが、肩幅が変わって着られなくなり、処分してしまった。また欲しい。よれよれする夏物の背広。背中のしわがかっこいい。

既に完全に斜陽化した映画界、低予算のなかでがんばっている感じがヒシヒシと感じられた。最後の道行きのシーンなども、本当はもっと時間をかけて丁寧に撮りたかったのでは無かったか。

明日の晩も「キャタピラー」か、「エロティックな関係」を観るつもり。この三本が、地元のビデオ屋に在庫があった若松作品の凡てだった。