冬 (十二月第三週 大正元年)
世界の冬の夜に
霊の光を掲げるために
喜びに満ちて
抑えきれぬ衝動に駆られ
私は希求する
輝く魂の種子が
世界の根底に根付き
感覚の闇の中に
全ての存在を喜びに輝かせる
神の言葉が
響き渡ることを
Dritte Dezember-Woche (15.-21. Dezember 1912)
Zu tragen Geisteslicht in Weltenwinternacht
Erstrebet selig meines Herzens Trieb,
Dass leuchtend Seelenkeime
In Weltengründen wurzeln
Und Gotteswort im Sinnesdünkel
Verklrärend alles Sein dürchtönt.
世界の冬の夜。いい言葉です。
今日も、冬の光が、カナダ産のメープルシロップのような、甘くて暖かい色合いで、林に落ちていました。大鷹にも出会うことが出来ました。林から飛び出して、羽ばたきと旋回を繰り返しながら、上昇気流を捕まえるまで、一部始終を追うことが出来ました。小川では、カワセミの一直線の飛行も見ることが出来ました。池には、クイナらしい三羽もいて、幸福な散歩でした。