最近、遅ればせながら、佐藤優「国家の罠」読了。いわゆる鈴木宗男事件で、北方領土回復の道を確実化しつつあった外務官僚グループと有力政治家が獄につながれた。佐藤+鈴木グループが潰された事で、日本に北方領土が戻ってくる回路は絶たれ、国力の低下に拍車がかかった。この件で損なわれた日本の国益には計り知れないものがある。日本とロシアの平和条約の締結により、極東の平和が進む可能性の芽が摘まれたのだ。この結果、利益を被るのは、米国戦争屋等の極東の緊張と戦争を必要とする勢力だろう。末端の意識は別だろうが、日本を支配する外国勢力の手先として検察が働いた結果になったのは疑い得ない。裁判は、佐藤優本人が一縷の幻想も抱かなかった通りに、有罪だった。日本の司法の疑わしさには格別なものがある。デモ関連でこういう記事を書くのは、東電、警視庁、最高裁、についで、今度で四度目だ。
「反原発」「脱原発」ではなく、「核廃絶」で検索していることに注目してしまう。ある種の勢力にとって、本当に回避したいのは、「脱原発」ではなく、「核廃絶」なのかも知れない。そういう勢力が、司法にも影響力を及ぼしていると考えるべきなのかも知れない。しかし、そういう勢力にとって、原発が核弾頭の材料製造器として認識されている限り、「核武装」->「原発維持」であることに変わりはない。この件に関する私の意見は、以前書いた。
念のため、アドレスを以下に貼っておく。デモ関連で記事を書いている方は、アクセスログを検討してみてほしい。私のところ以外にも、当然アクセスが行っているはずだ。
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