谷山浩子ネタが続く。
2003年03月28日(金)16:45の谷山浩子日記。
<<・・・ 旅の間に戦争が始まって、時間がたくさんあったのでテレビでずっと戦争の報道を見てました。
アメリカという国は、病気ですね。今自分たちのやってることが筋の通った正しいことだと、少なくとも意識の表層では本気で信じているようなので、ああやっぱり病気なんだなと改めて思いました。岸田秀さんだったかが書いてたのを昔読んだことがあります。先住民を殺戮して国を作って、そのことを国として「間違っていた」と認めないまま来てしまったから、それがトラウマになって同じ事を繰り返すんだと。…あれが「間違いでなかった」ということにしてしまったら、あとはガンガン同じ道を行くしか精神の安定を保つ方法がない、ということなんでしょうか。だから日本に原爆を落としたのも正しい判断だったと信じるしかないし、今もまた同じやり方で悪い子達を「おしおき」や「矯正」するために出て行く、そういう「正しい」ことをし続けていないといられない、という病気 ・・・>>
岸田秀の「続・ものぐさ精神分析」だったと思う。私も読んでいますよ。同い年の人間だからといって、話がかみ合うとは限らないが、谷山さんとは話が弾むなあ(すでに妄想の中です)。
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しかし、今、大川周明の「安楽の門」を読んでいる自分としては、大川周明が巣鴨プリズンで一緒だった松井石根将軍とともに朝夕般若心経と観音経を読誦する話や、石原莞爾の日蓮信仰、北一輝の法華経信仰、等々を知るに及んで、戦後の日本人(である自分)がいかに戦前の日本人の精神性を知らないかに愕然としている。かれらの真摯な霊性の探求者という側面に惹かれるし、興味がわいてくる。戦犯・右翼などの軽率・否定的なレッテルを貼ることで葬り去られてきたこれらの思想家・革命家・軍人たちの霊性がどのようなものだったのか、自分自身掘り下げて行こうと思う。
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