アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

2015-06-24から1日間の記事一覧

彼岸への跳躍(ヘルマン・ワイル「数学と自然科学の哲学」)

3.諸性格は、現実に現れるように個別的に呈示されはしない、しかし、それらの記号は一定の方法によって生成され、無限に向かって開いている可能性の順序づけられた集合体の背景に投射される。認識はここで立停ってはいない。 けっして完結せず相変わらず無…

弱い獸

六月の水に溶けていく 弱い獣 秘密と韜晦の張力に耐えきれない 水面の膨らみから 押し出されてくる 毛と骨とわずかな肉「人はどんなときに黙るのでしょう?」それはきっと悲しいとき 死にたいとすればそれは愛ゆえに 生きたいとすればそれも愛ゆえに「今日は…