アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

2013-04-20から1日間の記事一覧

ヘーゲル”哲学史講義” A.プラトンの哲学  三.精神の哲学 ”国家こそが実在の精神であり、個人は有機的全体としての共同体を目的とする”

正義自体は一般に形式のうちにあらわれます。 自然法とか自然状態における正義といったいいかたがありますが、 そのような自然状態を想定するのははっきりいって倫理的にばかげたことです。普遍的なものをとらえない人びとは、 そのもの自体を自然のものと見…

ヘーゲル”哲学史講義” A.プラトンの哲学  三.精神の哲学 ”自由と精神の実在としての法と国家”

法とは自由の実在であり、 自己意識の現実性であり、 精神の現実面ないし現実の働きです。国家とは、 その法を客観的に実現したものです。法は、 精神が自分の内部や自分のもとにあって、 自分に形をあたえようと活動するところにうまれる、 ー つまり、 自…