アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

2012-06-23から1日間の記事一覧

中江藤樹に見る個人・道徳・社会の根拠としての太虚(エーテル)とその身体化(エーテル体): 大日本三千年紀研究會のためのコラージュ集17

體充曰(たいじゅういわく)、 今までは親をよく養ふをのみ孝行なりと思へり。 あまねく世俗さやうに心得たると見えたり。 いま先生の教へを聞けば、孝といへるものは、外もなく内もなき無上の妙理なり。 守行ふべき術(じゅつ)をくはしく承りたく候(そう…

野村英夫の詩が喚起する三つの観点 大日本三千年紀研究會のためのコラージュ集16

(1)死者との連帯 黒澤明「蝦蟇の油」。画学生だった明の兄は、当時の活動写真の人気弁士だったが、トーキーの出現により失職し、自殺した。その後、明は映画界に入って活動を始める。シュタイナーは、ラファエロ(だったかな)を例に、亡くなった父親が創…