ラッドの記する所によれば、新約聖書中、散逸に歸せる者六十七、現時に存せるも不經として排せらるゝ者四十二、合計百九種也。アニー・ベサントの算する所は、更に之よりも多く、蘄音書三十四、雑書九十八合計百三十二にして其中、散逸せる者百三、残存せる者二十九なりとして、一々其題目を學示したり、是れ豈驚く可き多數にあらずや。而して此他、其題目をすら存せずして泯滅し去れる者に至っては果して幾倍幾十倍なりしや、想像に堪へざる也。
著者 幸徳傳次郎「基督抹殺論」丙午出版社 明治四十四年二月一日發行
『幸徳秋水によるアニーベサントへの言及』 http://t.co/T3vvVyqsn2 「夫れ然り革命は天なり、 人力に非ざる也」と云った秋水は、神智学協会のベサントの著述を読んでいたらしい。秋水の革命論には神秘主義の香気がある。→ http://t.co/W5g8wGs4FU
— armchair anthroposop (@longtonelongton) September 12, 2013