アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

原発と百済観音

【古書購入メモ】奈良の寺 全21冊揃 [解説] 初カバビニカバ定価47,700円 325×258mm 目立ったよごれ、傷みはありません [出版元] 岩波書店 [価格] 4,725円 名古屋市 三松堂書店 ☆仏像、ここでは写真ですが、自分の気持ちしだいで、受ける印象が全く違いますね。

法隆寺百済観音

プロポーションがすごい。スーパーモデルみたい。

大飯原発再稼働の別の意味は、この写真集(岩波・奈良の寺・全21冊)が表現するような先祖達・帰化人達が獲得した精神的高み・達成を、関西電力という一私企業の存続と天秤にかけて、後者を選んだのだということです。私には、それは許し難い。似たようなことを今、全人類規模でやっている訳です。

凡てのもの・価値が金で買える世界が金持ちにとってのユートピアであって、アメリカ主導の物質文明はまさしくその線で正確に動いてきた。逆に言えば、彼らにとって金で買えないものがあっては困るのだ。人と人の繋がり、愛、精神的伝統、文化、命。彼らはそれらを本能的に敵視し、破壊するのだろう。

そうか、一番だいじなものを忘れていた。金で買えないものリスト#1=自由。何よりも、自由を憎むわけだ、彼らは。マルキストだと階級闘争だが、人智学だと、結局は、唯物論との闘いになるのだと思う。霊的衝動としての唯物論・物質主義です。

・・・・原発愛する人たちの無意識に潜んでいる憎しみと衝動について