アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

「秘教的修行の手引き:エソテリックスクールより」 月曜日

秘教的修行の手引き:エソテリックスクールより

月曜日

  会話について。高次の発達を目指して努力する者の唇からは、意味のある、道理に適った言葉のみが発せられるべきである。会話のための会話ー時間潰しーはこの意味で、有害である。
  普通に行われる、関連の無い断片の羅列のような会話は避ける。これは、人々との交際を避けることを意味しない。むしろ、まさしく会話こそが、少しずつ、その重要性を増して行くのである。すべての発言と答えにおいて、あらゆる関連を考慮に入れた上で、思慮深い態度を取る。話す理由の無いときには話さないーむしろ喜んで沈黙すべきである。過度に饒舌にならず、かと云って、寡黙にもなりすぎないようにする。まず、静かに耳を傾ける。そして、何が語られたのか、じっくり考える。
この行は、《正しい言葉》の行と呼ばれる。