アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

高円寺4.10我々自身大津波になりマスコミ防波堤を決壊させればよい

今日(4/12・火曜日)、事故評価尺度・レヴェル7が正式に発令された。すなわち、今後も漏洩・拡散し続ける放射能汚染の深刻化に対して、国民は覚悟を決めておくようにと政府が明言した、記念すべき日であった。旧ソ連邦はチェルノブイリ事故をきっかけに崩壊した。今回の4.11高円寺反原発デモに参加してわかったことは、日本のマスコミは既に崩壊していたと言うことだった。日常に埋没して暮らしていた一日本人が、このデモに参加することで、この社会が偽りの上に成立していることを、知ってしまったのだ。あれだけの大きな事件、街を埋め尽くす反原発を主張する人々(1万5千人ということだが、もっといたのではとさえ思った)の存在がテレビにも新聞にも全く報道されないのは、もちろん、意図的なことである。報道されない事件は存在しない事件であると、マスメディアは考える。この巨大な国民の意思の波も、報道さえしなければ、局在化した動きに留まると考える。この大津波がマスコミの防波堤を決壊して日本中を飲み込めば、彼らが努力して支えてきた腐敗勢力による日本支配が終わってしまうだろう。
ここ数年、ネット上の言論・情報によって分かってきたことは、テレビ・大新聞が反国民的利権勢力による意図的な大衆操作の道具であって、検察・裁判を通じて、真に国民の利益になるべく行動・発言する人間が不当に刑務所に入れられ、社会的・政治的生命を葬り去られるという、まさに「20世紀少年」のような日本の姿だった。今回デモに参加し、新聞・テレビの不公正を知ったことで、マスコミを通じて操作される暗黒日本の現実を肌身に実感できたことが最大の収穫かも知れない。デモ参加者によるこの体験の共有がむしろ日本を変える力になるに違いない。ソ連邦が崩壊したように、日本の腐敗し切った大新聞・テレビ局が壊滅するときがやってくる。それは、彼らが思うほど遠い未来のことではないだろう。この世のことにはすべて、始まりもあれば、終わりもある。

上の写真は、鈴木さんと反原発デモした記念の一枚。