アームチェア人智学日記 改

或る奴隷博士の告白

先の産経の記事(夕方5時)はその後出た読売の記事(夜11時前)の内容とは異なっていた

以下の記事によると、産経の報道によるショッキングな被曝量よりも(ずっと)低く、毎時0.35ミリシーベルトになる。それにしても、かなりの被曝量で、屋外に5時間いたとしても、3日間で年間許容量の5ミリシーベルト(アメリカにおける推奨値)を越えてしまう。又、この記事では、その地点(30キロ圏外の福島県川俣町などでも、100ミリシーベルトを超える被曝の危険性があることがわかった)も明記されている。先の産経の記事の数値(毎時4ミリシーベルト)は原子炉から離れた地点としては酷すぎるもので、間違っているとしか考えられない。ともかく、政府もマスメディアも、常にこのような具体的な情報を国民に示すことによって、放射能被害を最低限に食い止めるための具体的な行動指針を明らかにする努力を続けてほしい。

______以下貼り付け________
[http://news.nifty.com/cs/headline/detail/yomiuri-20110323-01046/1.htm:title=放射性物質、初の拡散試算…原子力安全委
2011年3月23日(水)22時52分配信 読売新聞] 

 東京電力福島第一原子力発電所の事故に関して、政府の原子力安全委員会は23日夜、放射性物質の拡散を予測した模擬計算「SPEEDI(スピーディ)」の結果を発表した。

 現在、避難や屋内退避の指示が出ている原発から半径30キロの範囲外でも、事故後の12日から24日までずっと屋外にいた場合、大気中に漂う放射性ヨウ素を体内に取り込んで、事故発生からの被曝量が100ミリ・シーベルトを超える危険性があることがわかった。100ミリ・シーベルトは、甲状腺がんを予防するために安定ヨウ素剤を服用する基準で、同日夕に記者会見した枝野官房長官は「現時点で直ちに避難や屋内退避をする状況ではないが、念のため、風下の場合は、窓を閉め屋内にとどまってほしい」と注意を呼び掛けた。

 試算の対象は、放射性ヨウ素の影響を受けやすい1歳児で、甲状腺に放射性ヨウ素がたまった時の体内被曝量を予測した。事故後の12日午前6時から24日午前0時まで、ずっと屋外にいた場合を想定した。屋内での被曝量は、屋外の4分の1から10分の1になる。

 今回の原発事故では、どれだけの量の放射性物質が放出されたか不明だったため、原発周辺の大気中の放射性物質の観測結果をもとに逆算。その数字をもとに、放射性物質の拡散を広範囲にわたって計算した。

 被曝量は、福島第一原発に近いほど、高い傾向があったが、30キロ圏外の福島県川俣町などでも、100ミリ・シーベルトを超える被曝の危険性があることがわかった。
_____以上貼り付け終了_______